参考:三越顧客政策年表

西暦(元号)

具体的な内容

1673(延宝元)

u 8月 越後屋開店
三井高利 江戸本町1丁目に「現銀掛け値なし」を理念として呉服店開店

1683(天和3)

u 5月 駿河町へ移転
本町店焼失に伴い、駿河町移転。「現銀掛け値なし」の看板を掲げる。

1691(元禄4)

u 春 大阪店開店
大阪高麗橋1丁目に呉服店ならびに両替店開設

1872(明治5)

u 3月 三井家より呉服店分離
三井大元方、呉服業の分離。越後屋呉服店は三越得右衛門名義となり、店章を○越と改める。

1893(明治26)

u 9月「越後屋」を「合名会社三井呉服店」に改組
7月三越得右衛門 三井姓に復姓 三井得右衛門となる

1897(明治30)

u 4月 帳場係設置
本店と大阪支店に帳場係が設置され、帳場前主の売掛金勘定、商品の受渡業務などを行った。

1899(明治32)

u 1月 『三井呉服店案内 花ごろも』発行
わが国初の企業PR誌、1900(明治33)『夏衣』、01(明治34)『氷面鏡』と続く。

u 3月 外売通信部を新設(翌年5月、地方係へ改称)
1898
(明治31)10月より大阪支店が出張販売を行い、全国各地に固定客を増やしていった。地方の固定客に向けて「地方御注文の栞」を配布し、手紙により注文を受け付けたのが、通信販売の始まりである。

1900(明治33)

u 10月 座売り全廃
本店座売り全廃、全館陳列場へ

1903(明治36)

u 8月 月刊PR誌『時好』第1号発刊。

1904(明治37)

u 12月 株式会社三越呉服店設立
店章「井桁に三の文字」から「丸に越の文字」に改める
日比翁助 専務取締役就任

1905(明治38)

u 1月 デパートメントストア宣言
全国主要新聞紙上に新店名披露及び「デパートメントストア宣言」掲載

u 5月 北海道、東北地方各都市で「巡回出張販売」実施

1907(明治40)

u 5月 大阪支店の再開
1904
(明治37)に諸般の事情で閉鎖のやむなきに至った大阪は、外売りによって昔からの得意先とのつながりを保ちつつ再開を期していた。

1908(明治41)

u 5月 『時好』廃刊

u 6月 商業PR誌『みつこしタイムス』月3回発行

u 10月 商業PR誌『みつこしタイムス』月刊化

1909(明治42)

u 9月 メッセンジャーボーイの採用
買上品の配達や外売り、電話販売等による注文品の配送は欧米のデパートメントストアで採用されているメッセンジャーボーイ方式を採用。

1911(明治44)

u 3月 PR誌『三越』発刊

u 3月 電話販売係新設
専用承り電話を従来の倍の24本に増やし、熟練の交換手を配置し、配達体制も整備して電話販売への本格取り組みを開始した。

1915(大正4)

u 12PR誌『三越』にて、三越の電話回線数42本を案内
「三越の電話はいつもお話中」との苦情に対処し、本局4000番の他に4001から4019まで、また別に22本の回線があることを『三越』誌上でご案内。

1917(大正6)

u 9月 大阪三越新築落成
1915
10月以来新築工事を進めていた大阪三越新館が竣工。鉄筋コンクリート造り、地下1階地上7階、総床面積9250uのルネッサンス指揮建物は、当時大阪最大規模といわれた。1920年9月に東館が竣工。地下1階地上8階、延べ床面積21450uとなる。

1923(大正12)

u 9月 関東大震災発生、本店全焼

u 10月 本店焼け跡にバラックを急造、三越マーケットを開店。次いで、小石川・青山・新宿にマーケット開設。

u 11月 銀座・牛込・浅草・上野にマーケット開設

1925(大正14)

u 9月 全館下足預り廃止

1927(昭和2)

u 4月 修築完成し、開店
わが国初の自動扉エレベーターをはじめ、エスカレーター、自動発電装置、スプリンクラー等の細心機器を備える。屋上には、オゾン発生機による殺菌消毒機能を備えた換気装置を新設した。
三越ホール(現三越劇場)開設

1928(昭和3)

u 2月 三越ポーター(赤帽)制度導入
三越マークの赤帽をかぶり金ボタンの黒い制服を着用して東西の入口で待機し、顧客の荷物を電車や自動車の乗り場まで運搬する。

u 6月 三越呉服店の商号を株式会社三越へ変更

1930(昭和5)

u 4月 銀座支店開店
地下1階地上6階で銀座三越が誕生。屋上には庭園を造り、噴水、展望台も設置。

u 10月 新宿支店移転
駅前の旧店舗(現スタジオアルタ所在地)から新宿大通りに面した新館(現ビックロ所在地)へ移る。新館は地下3階地上8階、延べ1万4850u。

u 12月 食堂に「御子様洋食」(お子様ランチの前身)登場
ご飯は富士山を型どり頂上に○越の旗を立て、コロッケ、ハム、スパゲッティ、サンドイッチを配している。

1931(昭和6)

u 10月 業界初の特選売場の開設
雑貨特選(中央館2階)、呉服特選(東館3階)を新設。高級品・優良品を提供。

1932(昭和7)

u 4月 地下鉄「三越前」駅開業
浅草雷門を起点とし、京橋方面に向かう地下鉄工事は日本橋付近まで竣工。

u 10月 日本百貨店協会 自制協定を声明
長期不況により都市の小売業者から百貨店の営業規制の声が高まり、日本百貨店協会では、毎月3日間の一斉定休日制定など種々の自制案を作成、実施。

1934(昭和9)

u 3月 東京地下鉄 浅草−銀座駅間開通
1932
年浅草から日本橋まで開通した地下鉄は、343月銀座まで延長され、本店と銀座支店は地下鉄で結ばれた。

u 10月 新館増築、7階に純フランス式の特別食堂開設
他店がまねすることのできない超豪華なものをねらい、フランス家具装飾界の第一人者であるルネ・プルーにデザイン一切を依頼した。フランスの最高の技術を結集したこの特別食堂は、東京新名所の一つとなった。

1935(昭和10)

u 2月 店内御案内所開設
1階に店内御案内所を開設、お客様が目的の品物を早く見つけだすためのお手伝いを始めた。

u 10月 本店全館開店
6
年の歳月を費やした本店の増改築改修が9月末に完成、地下2階地上7階、総面積51000uと、国会議事堂、旧丸ビルに次ぐ大建築として面目を一新。

1937(昭和12)

u 3月 大阪支店:「特製京呉服(20)均一陳列会」開催
京呉服均一会の始まり

u 5月 大阪支店改修工事完成
大阪支店の開店30周年に当たる5月1日、改修工事が完了して、店舗は凹型から□型となり、大理石張りの中央ホール、エスカレーター、最新式の冷房装置などが新設された。

u 10月 百貨店法施行
382月 百貨店法の規制により「日本百貨店組合」設立

u 7月 盧溝橋事件 日中戦争始まる

1940(昭和15)

u 8月 外商等に関する百貨店組合の営業規制実施

1941(昭和16)

u 12月 太平洋戦争始まる。

1942(昭和17)

u 11月 特別食堂を閉鎖

1943(昭和18)

u 6月 岩瀬英一郎 社長就任

1945(昭和20)

u 8月 敗戦・第2次世界大戦終わる

1946(昭和21)

u 11月 三越ホール(三越劇場)再開
戦時中、東京の大劇場は東劇を残すのみでほとんどが灰燼に帰していた。三越は演劇復興のため三越ホールを再開することとし、1122日花柳壽輔の舞踏で
しを行い、12月の若手歌舞伎興行から三越劇場と改称。

1950(昭和25)

u 12月 クリスマスプレゼント用に猪熊弦一郎原画「華ひらく」包装紙使用、
1926
7月中元より三越の包装紙として常時使用

1953(昭和28)

u 4月 個人売掛制度発足、お帳場票発行
帳場票と顧客名簿とによる個人売掛制度が発足

u 4月 三越劇場で第1回「三越落語会」開催
話芸として伝統のある落語の保存、発展のため、三越劇場で第1回の「三越落語会」を開催。現在も継続。

u 9月 臨時売掛制度(○T制度)細則制定、即日実施

u 10月 上りエスカレーター運用開始
中央ホールに向いた西館エレベーター5基を撤去し、そのあとに上りエスカレーターを設置。

1954(昭和29)

u 11月 株式会社三越創立50周年記念式典挙行
本店中央ホール

1956(昭和31)

u 6月 本店増床
1954
年に株式会社三越創立50周年記念事業の一環として着手した本店の増築工事が竣工。東館南側部分に地下3階地上716071uの新館が増築。これにより総床面積66267uと、わが国最大の格調高い店舗となった。

u 8月 本館7階にギャラリー(現東館ギャラリー)開設

1957(昭和32)

u 3月 大阪支店 外売部、芦屋配送所を拠点に家庭外商実施

u 10月 池袋支店開店
1955
11月着工の池袋支店が9月に竣工。101日に開店。地下2階地上7階、総床面積25466u。

1958(昭和33)

u 11月 本店第2期増改築工事完成
1956
6月の第1期工事に続いて第2期増改築工事も竣工。建物面積延べ66568uとなる。南口車寄せも完成し、使用開始。

1959(昭和34)

u 3月 外売部 西宮配送所に外売部員を常駐させ家庭外商を推進

u 10月 西館側下りエスカレーター運用開始
1956
年に設置した東館側と合わせて2系統の上り下りエスカレーターが稼働することになる。

1960(昭和35)

u 3月 地下鉄三越前駅プラットフォームのエスカレーター復活
戦時中取り外されていた地下鉄三越前駅のホームと改札口を結ぶエスカレーターが十数年ぶりに復活。

u 4月 天女像(まごころ)1階中央ホールに設置

u 11月 クレジットカードによる売掛販売の取扱開始
富士銀行との提携。限度額により5万円()10万円()2種類がある。

u 12月 三井・第一銀行との提携によるクレジットシステム「帳場票による売掛制度」発足
三越伝統の帳場制度と銀行の信用保証制度を組み合わせた三越独自の方式で、銀行主導型のクレジットとは一線を画する。顧客が銀行に買物預金(110万円、5万円)することによって三越の帳場前主として買物ができるシステム。
1961
年1月に住友、5月に北海道拓殖、6月には神戸・七十七と全国へ拡大。

1963(昭和38)

u 3月 松田伊三雄 社長就任

u 4月 大阪・京阪電鉄の淀屋橋乗り入れ工事完成、北浜(三越前)駅営業開始
新駅は「北浜三越前駅」と表示され、社内やホームでは「北浜三越前」とアナウンスされる。

u 10月 大阪支店 エスカレーター再開
1927
年大阪で初めてのエスカレーターを設置、浪速名物となっていたが、戦時中の金属回収により撤去されて以来そのままで「エスカレーターのない唯一の百貨店」「大阪七不思議」といわれていた。

1964(昭和39)

u 3月 大阪支店 外売部 豊中配送所に外売部員を常駐させ家庭外商活動開始

u 10月 東京オリンピック開幕

u 10月 第2次増改築(南側)工事完成
1次に続いて南側5060uの増築が完成

1965(昭和40)

u 10月 新宿支店新館完成
1962
年起工の第1期工事から3年を要した新宿三越の増改築工事が完成。新店舗は地下6階地上8階、総面積32197u、売場面積23976uと以前の2.5倍、本店に次ぐ規模となる。

1966(昭和41)

u 6月 本部跡地に三越ギャラリー開設
日本画・洋画・工芸品すべての展示が可能なように、壁・床・天井の色彩や照明に工夫が凝らされている。

u 8月 東京4店のダイレクトメール業務を機械化
ユニバック・カードコントローラーを導入し、東京4店のダイレクトメール業務を機械化した。このわが国初の新鋭機により、5万枚の顧客カードは32分で処理、家族構成、趣味・職業などの選別は、従来の3要素から8要素に拡大。

u 9月 外商部内に第11課を新設
池上、経堂、千住、高井戸、中村橋の各デポを拠点とした顧客開拓活動開始

u 11月 銀座支店
銀座支店の増改築第1期工事が竣工。総面積28086u、売場面積16236uと以前の2倍になる。

1967(昭和42)

u 6月 電算機IBM360を導入
商品勘定、売掛・買掛勘定、営業費などの月間100万枚の伝票処理を目指した。

1968(昭和43)

u 6月 三越FSプランカード発行
東京4店にて新売掛制度三越ファミリーショッピングプラン新カードを発行。百貨店のクレジットカードと銀行ローンが結合したわが国初のリボルビングカード。

u 10月 銀座支店 新装開店
地下6階地上8階塔屋3階、総面積39960u、売場面積23755uと旧来の3.6倍となり、本店に次ぐ大店舗となった。

1969(昭和44)

u 3月 新宿、銀座、池袋の各店に外商部新設

1970(昭和45)

u 3月 売掛代金の銀行自動決済実施(当初16行)

u 6月 別荘地(軽井沢・那須)の販売開始
4
月に不動産売買・仲介を定款の事業目的に加え、5月に宅地建物取引業者(東京都知事免許)の資格を取得。6月よりインテリア住宅部ハウジングセンターで販売を開始した。

1972(昭和47)

u 4月 岡田茂 社長就任

u 7月 新日本橋駅と地下道で直結

u 10月 ニューナラヤ(後の三越千葉店)と業務提携

1973(昭和48)

u 4月 三越友の会(三越レディスクラブ)発足
3
月に施行された割賦販売法に基づき、会員制顧客組織の運営を百貨店から分離

u 10月 第四次中東戦争勃発、第1次石油危機

u 11月 新館完成・開店
1階はフードフロア、2階はファッションフロア、3階はサービスフロア。4階〜10階は自走式駐車場(230台)

u 11月 横浜支店開店
売場面積19316u

1974(昭和49)

u 11月大阪支店 新館増築完成
延べ面積1390u

1975(昭和50)

u 3月 家庭外商組織編成
各販売部に192名の担当を任命した。

1976(昭和51)

u 11月 「三越クレジットカード」発行
「三越クレジットカード」(赤・8コード)、「社員用カード」(青)発行

1978(昭和53)

u 8月 食料品を地下1階へ集約
1914
年の1階にあった食料品を地下1階へ集約した。1975年の輸入特選サロン新設以降、1階のファッションブティック化推進による

u 11月 「三越クレジットカードゴールド発行」
リボルビング払いを取り入れる。

u 11月 独禁法違反容疑で公正取引委員会の立入検査を受ける

1982(昭和57)

u 6月 「三越クレジットカードゴールド」に5%の割引実施

u 9月 取締役会 岡田茂社長の「社長及び代表取締役解任」を決定 

u 9月 市原晃 社長就任

1983(昭和58)

u 5月 株主優待販売制度(5%割引)導入
持株1,000株につき「お買物優待券」6枚(160枚を限度)を発行。現金で3,000円以上の買物に5%の割引をするもの。

u 9月 鹿児島・丸屋と資本提携
1971
年より商品供給、商品券の相互交流を中心に業務提携を進めてきた鹿児島の丸屋に60%の資本参加。

u 9月 帳場カード(個人)に5%割引を実施

1984(昭和59)

u 2月 神戸支店閉店
6月にファッションギャラリー神戸三越開店

u 4月 京浜5店(日本橋・新宿・銀座・池袋・横浜)POSオンライン化、「三越クレジットカード」発行
POS
オンライン化にあわせ、12種類の自社カードを整理統合、キャッシング新機能を付加した「三越クレジットカード」を発行した。新カードは京浜5店即時発行。国際カードとして三越の海外店でも利用できる。キャッシングの機能は、三井銀行(現三井住友銀行)系の三銀クレジットとの提携によるものである。

u 10月丸屋を()鹿児島三越、ニューナラヤを()千葉三越百貨店()と社名変更
919 ()千葉三越へ商号変更

1985(昭和60)

u 10月 「三越郵便貯金カード」発行
「三越クレジットカード」「日本信販カード」「郵便貯金カード」の3つの機能をあわせ持つもので郵便貯金利用者を新しい顧客として固定化することを目指した

1986(昭和61)

u 3月 坂倉芳明 社長就任

u 6月 「野村・三越カード」「ダイワ・三越カード」発行
野村證券・大和証券の両社と、買物代金を中期国債ファンドで決済するカード業務を提携した。買物代金の支払いは中期国債ファンドの解約によって行われる。

u 9月 「拡百貨店」戦略を打ち出す
本業である百貨店の中身を時代に適応するよう強化刷新しつつ、その周辺の成長分野に活動領域を広げることを目指した

1987(昭和62)

u 1月 新年式にて坂倉社長「新鮮な老舗」「日本橋21計画」「拡百貨店」を志向する経営方針を発表

u 3月 「日本橋21計画」第1弾4階呉服売場リニューアルオープン

u 10月 「日本橋21計画」第2弾地下1階食品売場リニューアルオープン(食賓館)

1988(昭和63)

u 4月 「日本橋21計画」第3弾2階紳士売場・1階服飾雑貨売場リニューアルオープン

u 9月 「日本橋21計画」第4弾婦人服売場リニューアルオープン

u 11月 池袋支店増改築工事完成リニューアルオープン
「サロン・ド・百貨店」池袋三越が増築と開店以来の大改装を終えてリニューアルオープン。売場面積は6割増の24000uに拡張された

1989(昭和64

・平成元)

u 1月 地下鉄半蔵門線「三越〜半蔵門」が延長。三越前駅開業

u 4月 消費税3%導入

u 6月 三越文化センター移設
呉服橋別館から本店新館にオープン

u 9月 「日本橋21計画」リビング売場リニューアルオープン

1990(平成2)

u 3月 「三越ファーストクラブ」カードスタート
三越本支店や海外店・提携店で利用でき、JCBVISAMaster Cardとの提携カード発行という汎用性と単価5千円以上のお買い物に5%割引、文化展等への優待という特典を付けて機能を充実。

u 5月 本館4階に「カフェ&レストラン ランドマーク」オープン

u 10月 「日本橋21計画」アート&ジュエリーフロア リニューアルオープン
夢のような別世界「ANOTHER WORLD」がテーマ

1991(平成3)

u 6月 本館7階特別食堂がリニューアルオープン

1992(平成4)

u 9月 第1次人事・賃金制度改正
職能資格制度・目標管理制度(チャレンジプログラム)の導入

1993(平成5)

u 6月 クレジットカード販売時の「インプリント」を省略

u 11月 食品売場クレジットカードのサインレス化実施

1994(平成6)

u 10月 恵比寿三越店開店
恵比寿ガーデンプレイス内

1995(平成7)

u 1月 阪神・淡路大震災 
大阪店・神戸店被害を受ける

u 5月 津田尚二 社長就任

1996(平成8)

u 3月 新顧客制度「三越カード」誕生、CZ100運動スタート
現金でも割引が可能で、単価制限のない等、他社と比べても有利な特典の「三越カード」導入。企業全体として「三越カード新規獲得100万件」を目指したCZ100運動がスタート。

u 5月 大阪店新館オープン
前年の阪神・淡路大震災による損傷で取り壊した旧館跡地に建てられた。営業面積約1万u。

u 9月 『LeCLUB (ル・クラブ)』創刊
これまで京浜各店が独自に制作していた元番顧客への情報誌を統合し、京浜5店共通の情報誌として新しく制作する雑誌。

u 11月 第2次人事・賃金制度改正

1997(平成9)

u 3月 セールスマネジャー=常駐バイヤー制度導入
接客販売や店頭サービスを優先した売場運営が必要になり、販売指揮を主な職務とする「セールスマネジャー」と商品関連業務を担う商品本部所属の「常駐バイヤー」が任命された。

u 4月 消費税率5%へ引き上げ

u 10月 福岡三越オープン

u 10月 「ゴルフ場開発事業への参加とそれに伴う多額の損失計上」発表
三越の100%子会社が、首都圏においてゴルフ場開発事業に参画し、本事業の投資額が当初計画を上回らざるを得ない状況となり、投資資金と土地の鑑定評価額との差損446億円を特別損失として計上。それにともなって親会社の三越の19982月期中間決算で、同金額を特別損失として計上

1998(平成10)

u 1月 井上和雄 社長就任

u 3月 お得意様営業部設置
帳場プロジェクト(#404)はマネジャー+15名のメンバーでスタート

u 6月 株主優待割引率7%に改定

u 9月 「お得意様サロン」リニューアルオープン
帳場前主の休憩、扱者との待ち合わせや商談のため、本館6階に設置

u 9月 『お帳場通信』発刊

1999(平成11)

u 3月 売場別売上管理制度の廃止

u 3月 帳場カードの割引率7%へ拡大

u 4月 毎月定例の特別ご招待会スタート

u 6月 早期退職特別優遇措置の実施 1151名の退職

u 11月 第3次人事・賃金制度改正

2000(平成12)

u 3月 「三越ゴールドカード」発行
三越カード顧客の中で19993月から1年間お買上高が100万円以上のお客様には「三越ゴールドカード」を発行。帳場前主と同様7%の割引(食料品は5%)を適用。

u 3月 「お得意様サロン」移設(新館9階)、リフレッシュオープン

u 8月 新宿店扱の帳場前主を日本橋本店のお得意様営業部へ移管

2001(平成13)

u 2月 銀座店・池袋店・横浜店扱の帳場前主を日本橋本店のお得意様営業部へ移管

2002(平成14)

u 2月 中村胤夫 社長就任

u 2月 顧客情報システム(LTASS)運用開始

2003(平成15)

u 2月 首都圏事業本部新設
首都圏百万人を超えるカードホルダーの名簿を一元管理し、所属店の枠を越えて各店の情報を幅広くご案内していくこと等、首都圏のネットワークを活かした営業力強化、業務改善を図ることを目指して設置

u 9()三越・()名古屋三越・()千葉三越・()鹿児島三越・()福岡三越の5社合併

u 11月 第4次人事・賃金制度改正
複線型人事・賃金制度の導入

2004(平成16)

u 3月 東京駅・日本橋巡回バス「メトロリンク日本橋」運行

u 10月 本店新館竣工 日本橋三越グランドオープン

2005(平成17)

u 1月 経営方針『新・三越モデル』の概要発表
企業ビジョン「『おもてなしNO.1 心地よさ日本一』百貨店の創造」

u 3月 「三越カード」事業のアウトソーシング
自社で運営してきた「三越カード」事業を三井住友カード株式会社へアウトソーシング。カードデザインも「華開く」モチーフのデザインへ変更

u 5月 大阪店・枚方店・倉敷店・横浜店の営業終了

u 5月 石塚邦雄 社長就任

u 5月 早期退職特別優遇措置により1,000名退職

2007(平成19)

u 3月 経営計画『三越 ブランド ルネサンス 6カ年計画』スタート
企業ビジョン「『上質なくらしを求める大人』のゆたかなときを創造することにより最もブランド価値の高い企業を目指す。」を掲げる。

u 5月 大阪ギフトサロン出店
大阪新店開店に先立ち「新店準備室大阪事務所」を開設。一環として小型売店を出店。

u 8()伊勢丹との経営統合を発表

2008(平成20)

u 4月 三越伊勢丹ホールディングス誕生

u 5月 本店本館の免震工事完了
2005
8月から取り組んできた免震工事が終了。

u 11月 三越グループ3ヶ年計画(09-11年度)「三越マイデパートメントストア宣言」発表
人生の節目節目において、お客様が必要とされるモノやコトを提案し続けることで、「生涯三越で買い物をしたい」と思っていただけるお客様を獲得し、そうしたお客様を増やし続けることで築き上げてきた「三越ブランド」を改めて確立するとともに、さらに磨き上げていく。

2009(平成21)

u 4月 三越カード・伊勢丹アイカードの相互優待スタート

u 5月 池袋店、鹿児島店 営業終了

u 9月 「セカンドライフ特別支援制度」の実施
09
11月末及び101月に計1,600名が退職

2010(平成22)

u 4月 地域事業会社化

u 4月 地域事業会社化及び経営統合を踏まえた人事・賃金制度改正

u 4月 新「三越カード」・新「三越帳場カード」発行
(
)伊勢丹アイカードは商号を()エムアイカードへ変更し、新「三越カード」を発行

u 9月 銀座店増床オープン

2011(平成23)

u 3月 東日本大震災

u 5JR大阪三越伊勢丹オープン

2012(平成24)

u 5月 特招会における「10%優待パスポート」廃止

2013(平成25)

u 3() 三越伊勢丹における個人営業部門統合

2014(平成26)

u 7JR大阪三越伊勢丹閉店
JR
大阪三越伊勢丹扱のお得意様のうち、希望者を日本橋三越のお得意様営業部へ移管。
ルクア内にギフトサロン開設

2015(平成27)

u 3月 メイト社員による電話アプローチチーム・定年後再雇用社員による営業支援チーム新設

2016(平成28)

u 4月 エムアイカードの優待特典を即割からポイント制度へ移行

u 5月 Tポイントカード取扱開始

2017(平成29)

u 3月 お得意様営業部 再び各店所属へ

u 3月 三越千葉店、多摩センター店営業終了
千葉三越扱の帳場前主は日本橋三越のお得意様営業部へ集約

u 4月 千葉帳場サロンオープン

2018(平成30)

u 3月 Tポイントカード取扱終了

※上記年表は主として『株式会社三越100年の記録』『三越タイムズ(社内報)』より引用しております。